音楽療法士・歌唱療法士資格取得のためのミュージックインストラクターズ養成学院

音楽療法士・歌唱療法士として活躍していただくためのサポート校です。 http://www.music-instractors.com/

北海道の正野崎よしみさんからのメッセージです

私は先日、帯広で開催された当事者研究発表会で今まで研究したことや音楽療法の実演をしました。

当事者研究は、北海道浦河町にある「べてるの家」で行われていて、自分自身の苦労を仲間とともに研究していくものです。自分の苦労に病名をつけて客観的に見る、自己病名をつけます。

私の自己病名は「当たって砕ける病」です。挑戦して失敗することです。

帯広に来るとき、両親、医師をはじめ、十人中十人反対しました。でも、反対を押し切り帯広に来ました。すると、調子を崩し、入退院を繰り返し、2回目は、警察に「今から死にます」と電話し、医療保護入院になりました。

就労も、自責、自傷行為、自己犠牲で長続きしませんでした。

そんなとき、音楽療法をネットで見つけ、釘付けになりました。病院や施設で津軽三味線の慰問をしたときに作業療法士が「普段何も反応しない人が反応していた」と言われ、本気で音楽療法の勉強をしようと思いました。札幌のNPO音楽療法の学校に電話すると、発達障害があること、ピアノが弾けないことで断られました。そして、ミュージックインストラクターズ養成学院で音楽療法の勉強をしました。レポート、実習、認定試験とありました。認定試験は100点中97点でした。でも、そんな自分も肯定できず、事業所の所長に認定証を預けました。

当事者研究会の仲間から高齢者自立支援デイサービスを紹介され、月2回音楽療法を行っています。

音楽療法をやっているとクライアントとともに自分自身にも音楽療法をしていることに気づきました。大きな声で歌ったり楽器を演奏することでストレス発散になったりクライアントの笑顔や感謝の言葉で自己肯定感もあがります。

当たって砕けていなければ、今の私はありません。

木っ端みじんになったとしても再生します。

失敗を恐れず、まずやってみよう!です。

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高齢者施設での音楽療法士としての就職決まりました!おめでとうございます。